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「想定外」を具現化(映画『シン・ゴジラ』)

公開中の映画『シン・ゴジラ』が面白いです。
2年前、ハリウッド製『GODZILLA ゴジラ』を観て、その迫力に圧倒されました。
そのとき、もう日本でゴジラ映画を撮っても仕方がないとまで思ったけど、とんだ思い違いでした。
今回の『シン・ゴジラ』、世界中に胸を張って見てもらえる日本映画です。
「怪獣」映画というくくり方をしてよいのかどうかわからなくなるような、観ている側に緊張を強い続ける映画です。

5年前、日本は「想定外」という事態が現実に起こることを体験しました。
国のシステムが、「想定外」に対してはいかに無力であるかも思い知らされました。
この映画でのゴジラは、まさに「想定外」という事象の具現化として眼前に現れます。
ゴジラには、「人々を恐怖におとしいれる」といった「意図」はありません。
「都市を破壊する」という「目的」もありません。
ただ、「想定外」の存在として「存在」します。
そのことに、どうしようもないリアリティを突きつけられます。

絶望的な展開の映画の中で、2つのことに救いが感じられました。

ひとつは、対処する側の人たちが、途方に暮れながらも概して冷静な態度を崩さないこと。
首相は、頼りなさげであったり茫洋としていたりするけど、少なくとも取り乱したりする姿は見せません。
ただ一度、対策責任者が怒声を発する場面でも、即座に同僚は水のペットボトルを彼の胸に押しつけ、落ち着かせます。
危機的状況であればあるほど、クールダウンをこころがける。
日常生活レベルでも役立つ教訓です。
たとえばレストランで食事中に財布を忘れてきたことを思い出した、というときなどに是非生かしたいものです。
とりあえず慌てずに、最後まで食べきりたいものです。
それ以前に、外出時には財布を忘れないようにしたいものです。

もうひとつの「救い」は、この想定外の脅威に立ち向かい、未曾有の危機を安定させるのが、カリスマ的な指導者でも限定されたヒーローでもなく、日本人ひとりひとりの英知と勇気の集合である、という点。
これまでこの国で繰り返されてきた災厄を乗り越えてきたのは、乗り越えられたのは、まさにそのパワーがあったからではないでしょうか。こういう国土で生きなければならない宿命を負ったわれわれにとって、それを信じられることこそが「希望」であり「光明」です。

「いささか甘いのでは」というお叱りを受けるかも知れません。
でも、このビターきわまる映画に、その程度の「蜜」はトッピングしてかまわない気がしました。

それでは。


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プロフィール

JIRO

Author:JIRO
東京下町で開業する司法書士です。
司法書士とはなにをする人か?
・・・一言では説明が難しいです。
といって二言三言あれば説明できるわけではなし。

このブログでは、日頃の出来事や読んだ本、観た映画などのことを書きつらねてみたいと思います。
あ、お仕事のこともすこし触れていきます。

(ホームページ http://www.noguchi-office.jp/)

相続なら江東区の司法書士 みどりの杜司法書士事務所(会社設立)

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