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散るさくらの落ちる場所

桜がしきりと散り始めていますね。
「散ればこそいとど桜はめでたけれ」とはいうものの、それは人間の側の思い入れに過ぎません。
桜にしてみれば、一年ぶりに花を咲かせて、飲めや唄えの花見客を見下ろして、「見るべきほどのものは見た」の心境で散っているのかどうか。
もっとも、去年のいまごろより世間全体の雰囲気がよくなっている、そう見定めてすこしは満足してくれているかもしれません。

枝から離れた花びら一枚を目で追っていると、風に乗ってすこしためらって、やがて地面に落ちていきます。
落ちるべき地上の場所はどこなのか。
たぶん、物理法則を総動員すれば、あらかじめ計算することができるのだろうと思います。
空気抵抗や湿度や風速などの条件をすべてインプットすることで、その場所は決まっている。
自然法則によって、その桜が咲く前から、もっとずっと前から、ひょっとしたらビッグバンがあったその瞬間から決められているのだ、ともいえそうです。

散る桜の花びらのすべてに、落ちるべき場所、「約束の場所」が決められている。
計算するのも大変そうですね。
宇宙のどこかに超高性能コンピューターがあって、その操作をする係りの人が汗だくになって処理に追われている姿が目に浮かぶようです。

もっとも、自然法則によって落ちる場所を「決められている」と決めつけられるのは、桜の花びらにとっては本意ではないかもしれません。
誰だって「決めつけられる」ことはうれしくないです。
花びらにしたって、すこしは落ちる場所に注文をつけたいはず。
「風のまにまにただよう」というのは、そういうことなんでしょうから。

落ちるべき場所に落ちていき、散る桜、ひとつひとつにとっての場所が決まっていく。
そのすべての「結果」が集積され、データとなって宇宙のどこかにある「超高性能コンピューター」に送られていく。
そうやって矛盾のない「自然法則」が決められていきます。
だから決めるのは「桜の花びら」のほう。
法則が花びらの運命を決めるのではありません。

そんなことを思いながら今朝から散り続ける桜を、なんとなく眺めていました。
なんとなく眺めていたら、どの花びらも風に舞って、ふわりと方向を変えたりしていました。


それでは。

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プロフィール

JIRO

Author:JIRO
東京下町で開業する司法書士です。
司法書士とはなにをする人か?
・・・一言では説明が難しいです。
といって二言三言あれば説明できるわけではなし。

このブログでは、日頃の出来事や読んだ本、観た映画などのことを書きつらねてみたいと思います。
あ、お仕事のこともすこし触れていきます。

(ホームページ http://www.noguchi-office.jp/)

相続なら江東区の司法書士 みどりの杜司法書士事務所(会社設立)

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