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つばめの喉は赤い

前回のつづきです。

地下鉄駅ホームに鳥の姿は見えません。
でも出入口で見上げると、喧噪にまぎれて鳴き声が切れ切れに聞こえてきます。

つばめ1

毎年、同じ場所に巣をかけている燕のヒナ。
季節の風物詩なんだけど、例年よりも巣作りの時期が遅れています。
なんで遅刻したんでしょうか。
海を渡ってくるときに、向かい風が強かったのかもしれません。

よく見ると、喉元がほんのり薄赤く染まっているように見えます。

つばめ2

なんだか、斎藤茂吉の、あの有名な歌を思い出してしまいました。

 のど赤き玄鳥(つばくらめ)ふたつ屋梁(はり)にゐて足乳根(たらちね)の母は死にたまふなり

この歌について、たとえば『近代秀歌』 (岩波新書:永田和宏著)では、このように書かれています。



この一首で注目すべきは、初句「のど赤き」である。旧家の梁はおおよそ黒く煤けて、普段は見ていてもほとんど見えていないものである。その黒い梁に「のど赤き玄鳥」が二羽とまっている。この一首に接して、はじめて読者は、そうか、燕の咽喉は赤かったのかと初めて気づくのではないだろうか。それほどにほとんど注目したこともない細部である。(222頁)

「母のいのち」そのものを、つばめの喉にある「赤」の中に見つめていたんでしょうね。

ヒナは3週間ほどで巣立つそうです。
そのときには、きっと、のどの「赤」は、もっともっと鮮やかに赤くなっていると思います。


それでは。


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プロフィール

JIRO

Author:JIRO
東京下町で開業する司法書士です。
司法書士とはなにをする人か?
・・・一言では説明が難しいです。
といって二言三言あれば説明できるわけではなし。

このブログでは、日頃の出来事や読んだ本、観た映画などのことを書きつらねてみたいと思います。
あ、お仕事のこともすこし触れていきます。

(ホームページ http://www.noguchi-office.jp/)

相続なら江東区の司法書士 みどりの杜司法書士事務所(会社設立)

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