FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

高いところはどうも・・・

ぼくの仕事場(事務所)は、スカイツリーから直線距離で2キロほどのところにあります。
なのに、開業以来、まだ展望台に昇ったことがありません。
理由はいろいろあるけれど、要するに「高いところ」があまり好きではないからです。
というか、はっきり言って苦手です。

子どもの頃は平気でした。
遊園地に行けば観覧車が楽しみだったし、山に行けばロープーウェイが大好きでした。
親に「高い高い」をされ、きゃっきゃとはしゃいだこともあったはずです。

でも10年ほど前、東京タワーの展望台に立ったときのこと。
突然手足がしびれ、呼吸が苦しくなりました。
「ここは本来いるべき場所ではない」という思いに捉えられました。
以来、「展望」と名の付くところには近づかないようにしています。

それにしても、なんで「ある日いきなり」だったんだろう。
大人になってから「花粉アレルギー」を発症する人がいます。
それと似た生体メカニズムなのかもしれません。

もっとも、とくに「高所恐怖症」というほど大げさなものではないみたい。
というのは、仕事先の会社が高層ビルにある場合、20階でも30階でも、抵抗なく訪問することができるからです。
打ち合わせの合間に窓の外を眺め、「それにしても素晴らしい展望ですね。こんな光景に囲まれていれば、仕事疲れも癒やされるのでは」ぐらいのことは平気で言ってしまったりもします。
自覚を持って「役割」を演じるとき、「高所恐怖」などにつけいる隙は与えません。
まあ、帰りにエレベーターを降りるときには、口の中も喉もからからに干上がっているんだけど。

先日、 『こわい部屋〜謎のギャラリー〜』というアンソロジーを読みました。



この中に、「死者のポケットの中には」という短編が収録されています。
ひょんなことからビルの窓の外、出張りの部分にひとり取り残されてしまう男のお話です。
高さは11階。出張りには靴の長さと同じぐらいの幅しかありません。
夜の夜中のこと、誰かが助けに来てくれる当てもなし。
身動きもならず、ちょっとでも下を見れば、そのまま闇に吸い込まれてしまいそう。

かなりこわそうなお話でしょう?
この男がけっきょくどうなるのか。
ふたたび窓の中、暖かい室内に戻ることができるのか。
それとも人知れず奈落の底へと落ちていくのか。
結末はあえて書きませんけど……
ともかく、読み終わったとき、口の中も喉もからからに干上がってしまいました^^

この主人公が味わった怖さに比べたら、スカイツリーの展望台など恐れるに足らず、ですよね。
いつまでも避けて通らず、こんどチャレンジしてみます。
展望台で「大事な顧客との打ち合わせが待っている」と自分に暗示をかけるという手だってあるし。
雲の上から見下ろして、地平線まで見晴るかし、生活疲れも仕事の憂さも、いっとき忘れてみたいです。


それでは。




スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

No title

こんにちは。

私も同じです。
娘が小さい頃は一緒に観覧車に乗っても平気だったのです。
しかし、ある日、親戚のお兄ちゃんに遊園地に連れて行ってもらったとき、急流滑りに無理矢理乗せられてんです。
もともとジェットコースター系のものは苦手で避けていたんでが、あの時の恐怖は忘れられません。
それからずっと、高い所はダメになりました。

スカイツリーなんてもっての外です!
東京タワーだって無理だと思います。
大阪にあるスカイビルに試しに上ったことがあるのですが、空中庭園に続くエスカレーターの前で足がすくみましたから。
動悸が激しくなって冷や汗がでました。
スケルトンのエレベーターも目を瞑って乗ってたし(だったら行くなよ!と言いたい)

「こわい部屋」
書かれた文を読んだだけで背筋がゾーッとしました。
でも、結末が気になるので借りてこようかな?
中途半端な立ち位置も恐怖ですから。

Re: No title

こんにちは!

蜩さんも高いところ、苦手なんですね-。
しかも、最初の「きっかけ」が心にしみついてしまっているとのこと。
そういう記憶って、白いシャツにこぼした醤油の一滴みたいに、ずっと消えずに残ってしまうことがあるんでしょうね。

たしかに、シースルーエレベーターって、考えてみると思いやりのない設備です。
いま、たばこを吸わない人の嫌煙権はずいぶん大事にされる時代になったのに、高いところが苦手な人の思惑はなにも考えられていない、そのことの証(あかし)みたいな機械だなと思います。

ただ、スカイツリーは、もし機会があったら一度だけチャレンジしてみようと思っています。
そのとき、自分の体調がどう変化するのかしないのか、確認してみたいという好奇心もあるからです。
無事に体験できたときには、またブログで報告しますね^^

「こわい部屋」は、短編集だから、気軽に手にとって読むことができると思います。
ぜひお勧めしたい・・・と言いたいけど、高所が苦手な人にお勧めするのが正しいことなのかどうか、はっきりいって自信がありません(^_^;)

No title

二度目のこんばんはです。

読みましたよ!『死者のポケットの中には』
タイトルから推測して、この男は落ちるんだろうなと思っていましたが、まさかああなるとは…

下を見た瞬間のところはこっちまで心臓がバクバクしてしまいました。
その後も、手に汗握る…
はずだったんですが、途中から「さっさと部屋に戻れよ!」とイライラしてしまいました。(^_^;)

まぁ、素直には終わらないと思ってたので最後のシーンは笑ってしまいました。



Re: No title

こんにちは、蜩さん!

『死者のポケットの中には』、読んでいただけたんですねー。
めくるごとにページが重くなっていくようなお話だったでしょう?

男が落ちるんだか落ちないんだか、早くはっきりしてほしいけど、でもできれば落ちないで助かればいいのにな、と思い、しかしいくらなんでもそれは虫がよすぎると思い直し・・・
縁もゆかりもない登場人物なのに、なんでこんなにやきもきしないといけないのか。
ほんとにイライラしますよねー(^^)

しかし、最後は、たしかに笑ってしまうしかないようなオチでした。
たまにはこういうブラックな小説を読むのも・・・まあ、楽しいのではないかと思います。
「小説として読むかぎりにおいて」であるのはもちろんです^^
プロフィール

JIRO

Author:JIRO
東京下町で開業する司法書士です。
司法書士とはなにをする人か?
・・・一言では説明が難しいです。
といって二言三言あれば説明できるわけではなし。

このブログでは、日頃の出来事や読んだ本、観た映画などのことを書きつらねてみたいと思います。
あ、お仕事のこともすこし触れていきます。

(ホームページ http://www.noguchi-office.jp/)

相続なら江東区の司法書士 みどりの杜司法書士事務所(会社設立)

カレンダー
11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。