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わが道を行く

公開中の映画、『バンクーバーの朝日』を観ました。
昭和の暗い戦争の時代、移民として苦難を味わった人たちの歴史秘話として観ることも、またほろ苦さの残る青春グラフティとして観ることもできる、そんな映画でした。
監督は、石井裕也。
前作『舟を編む』では、辞書作りに没頭するあまり変人扱いされる主人公を描きました。
周囲に溶け込んだり波長を合わせたりすることよりも「わが道を行く」ことに徹する主人公です。

いっぽう、今回の映画に登場する若者たちは、みんなとても「まっとうな」青年たちばかり。
ただ、偏見や差別のため、移住したカナダという国に「溶け込む」努力を重ねても重ねても跳ね返されます。
行く手にはさまざまな壁が立ちはだかります。
閉塞感や無力感に落ち込んでも、かといって祖国である日本に戻ることもままならない。

そんな彼らが、大好きな野球の中で、圧倒的なパワーを前面に押し出すカナダ人チームに対したとき、「わが行く道」を見つけます。いまでいう、機動力野球、シンキングベースボール、ですね。「わが道」を一丸となって切り開き、突破し、ついにブレークスルーを達成する姿には、胸が熱くなります。

ただ、若者たちの、そんなブレークスルーも、時代の怒濤の前ではひとたまりもなく呑み込まれてしまう。
呑み込まれてしまうけれど、消えてなくなるわけではありません。
人々の心の深いところにはちゃんと残ります。
時がどれだけ流れても、いつの日かそれはまたよみがえります。

さて、「わが道」を行くことにかけては、ぼくも人後に落ちません。
ひとつだけ問題があるとすれば、これまでこれといった「ブレークスルー」がないことぐらいです。
人の心の深いところとは言わないから、せめてどこか片隅にでも残る生き方をしないといけないなあと思います。
いまからでも間に合うでしょうか。間に合えばいいんですけどね。

それでは。

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プロフィール

JIRO

Author:JIRO
東京下町で開業する司法書士です。
司法書士とはなにをする人か?
・・・一言では説明が難しいです。
といって二言三言あれば説明できるわけではなし。

このブログでは、日頃の出来事や読んだ本、観た映画などのことを書きつらねてみたいと思います。
あ、お仕事のこともすこし触れていきます。

(ホームページ http://www.noguchi-office.jp/)

相続なら江東区の司法書士 みどりの杜司法書士事務所(会社設立)

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